東北大震災の揺れは、21階窓際の喫煙室にいた際に来ました。自分の足元の床だけではなく、周囲のビルがユラユラしているのが見えました。赤白の鉄塔・アンテナはどは撓っているのが解ります。その後は、みんなでテレビに釘付けでこの日は仕事になりませんでした。周囲は携帯が繋がらないといっていましたが、PHSからＡＵに掛けたら２回目で繋がりました。自宅はめちゃめちゃだそうで、食料を頼まれましたので、エレベータは止まっていましたが、コソっと17回のコンビニに当日夜・翌日朝昼の食料（６食分）を調達にゆきました。 17時ごろ徒歩可能であれば帰宅してよい、という全館放送があったので、帰路につきました。21階から下りは膝が笑うは、螺旋階段なので目ぇ回るは、15分かかりました。普段は全く使わないのですが、鉄製の階段の塗料が白い破片になって結構落ちていました。 竹橋から東陽町までは、徒歩で１時間40分。人が多くてゾロゾロって感じでいつものペースでは歩けず、横断歩道の信号が変わると両側からドッと人が出て、渋滞で止まっている車の間が大変渋滞しました。ヘルメット持ってる人が２割以上いました。 永代通りの北側の歩道を歩いたのですが、永代橋の東側で葛西橋通りと別れる三叉路は横断歩道がなく歩道橋を上がるパワーも切れてましたので、迂回しました。次からは、南側の歩道を歩くことにしましょう。 自宅マンションもエレベータ停止で、15階まで階段で上がるのに途中休憩をいれて10分以上かかりました。
玄関は瀬戸物が２つ割れ、植木鉢の土が散乱、の上に本棚倒壊で本の山、靴脱ぐまでに20分ほど作業が必要になりました。リビングの本棚は、下層にあった本そのものは裏板を突き破って壁際から動いていないのに、本棚は破壊の上に倒壊、パソコン・テレビはその下敷きになっていました。ルータは無事でしたので、ノートＰＣを掘り出して通信を確保、実際の帰宅から１時間以上かかって会社に帰宅報告ができました。 薄型の本棚は転倒防止の天井つっぱりをしていたのに３本とも倒壊（１本は、破壊されて後日廃棄）、奥行き30センチ以上のものは、50センチ以上横にずれたにもかかわらず倒れませんでした。テレビ・ディスプレイは３台とも落下しましたが、機能は無事、パソコンは倒れて本に埋もれていて最初は起動しなかったのですが、筐体を開けてメモリか何かのボードをしっかり差し込んだら動きました（翌々日）。 冷蔵庫も扉・引き出しが全具開いたそうで、卵は床でつぶれているは、扉にあった飲み物が冷凍庫の引き出しに飛び込んで凍っているのは、後で結構大変でした。
台所の惨状
冷蔵庫の扉も開いて生卵が散乱
玄関の本棚が倒れ家に入るのに20分
落下したテレビの上に本棚が倒壊
収納格子が倒れドガが開かない部屋
居間の本棚は破壊されていた
倒れて本に埋まったパソコン。ディスプレイは机から落下
本棚の裏板が抜け、壁際に本が残っている
ドアを抉じ開けるた部屋の本棚は分解していた
鏡台、化粧品の被害は軽微
上段の物が落下して扉が開いた衣装収納
翌土曜日は運悪く３ヶ月に１回の出社当番にあたっており、このタイミングでは誰も代わってくれない（そもそも連絡ができない）のでいつもより早く家を出ました。電車が動き出したところで、いつもより凄いラッシュ、しかも出勤ではなく会社で夜を明かして帰宅する人の方が多いようで、酒臭いのと汗臭いのとキャスターなと荷物が大きいのに閉口しました。出社したら、やはり数人残っていて、入れ違いに帰宅してゆきました。後で聞いたら、金曜の夜、電車が途中で止まったので、携帯電話からレンタカーの予約をして途中駅から帰った、なんて人もいたそうです。びっくりしたのは、こんな日でも朝から皇居の周囲を走っているランナーがいたこと。昼時はビジネス街もガラガラで地下街の店も閉まっていたので、社員食堂があって助かりました。 翌週火曜日も運悪く月１回の早朝番に当たっていまして、どうしても遅刻はできないし、電車の運殿状況が判らなかったので、自転車でゆきました。50分ほどで着きましたが、永代橋まで渋滞していた関係で都心は道路がガラガラ、気持ちよく走れました。帰り道で感じたのですが、道筋の橋を超えるのに坂がありますが、東からゆく方が急坂で力がいり、西からはなだらかな登りで疲れが少なかったようです。この日から節電がきつくなり、午前中は全館消灯で、真っ暗ななかディスプレイの光で各人の顔がぼんやり浮かび上がる、って感じでしたが、さすがに新聞読めないぐらいでしたので、途中から数を減らして点灯されました。
全館消灯のオフィス
普段閉まっているブラインドが全開です
